和を以て尊しと為す(わをもってとうとしとなす)

 若い頃習った、いつも心の一番奥に置いて大切にしている教えです。
 「わをもってとうとしとなす」と読みます。

以和爲貴

 原典は聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉です。
「和をなによりも大切なものとしなさい」という意味ですが、「和」とは心ゆくまで話し合い理解し合うこと。決して上面や表面だけ話を合わせたり、賛成することではありません。

 私が持っている「和」の最たるイメージが食卓です。
 異なる習慣や思想を持っている人でも、同じテーブルを囲んで美味しい食事を共に楽しみながら語り合えば、心の底から理解し合える「和」が生まれることでしょう。
「和をもって尊しとなす」とは、食卓を囲んで和やかに食事を共にし、心の底からお互いを理解することそのものなのです。

↑ヴェネチアングラスのワインボトルとワイングラスは洋、丸い漆の折敷と四角い皿は和のテイスト。和洋を織り交ぜたコーディネートです。